これから農業を始める人にとっていくら必要資金がいくらなのか?気になるところではあります。
農業をやっていく上では土地取得や農機具購入は必ず必要になってきます。
必要資金が大きくなればなるほど不安も倍増します。
ここでは農業を始めるのに必要な資金と初期投資を抑えるコツを説明していきます。
農業を始めるのに必要な資金目安
農業を始めるにあたって必要な資金は大きく以下の2つになります。
1.農業に必要な資金
2.生活に必要な資金
一つは農業を行っていく上で必要になってくるお金です。ここには土地の購入費や農機具、肥料など農作業に必要な資金が入ってきます。
そしてもうひとつが、収入がない時の生活費となる生活防衛資金です。農作物は作って売らないと手元に資金が入ってこないので、無収入時に生きていくための貯蓄です。
農作物別の必要資金
作る農作物によって必要資金が変わってきます。
例えば米農家の場合は、トラクター、田植え機、コンバインなど高価な機械が必要になってきます。
新規就農相談センターで平均的な必要資金がシミュレートできるので農作物別に必要資金を出しました。
必要資金の中には土地の取得費用が含まれていないため注意が必要です。
野菜農家(露地栽培):387万
野菜農家の場合、準備資金は387万円です。
露地栽培では、ハウスが不要なため施設を使う栽培より少ない準備資金になっています。
米農家:533万
米農家では、農機具の費用が高いのでいかに費用を抑えるか?がポイントになります。
中古やレンタルなどでしのぐ場合が多くなります。
果樹農家:488万
果物を生産する果樹農家は488万となっています。
お米農家よりも少ない資金になっていますが、手間がとてもかかるのが果樹栽培の特徴です。
不足資金を補える制度
新規就農時の資金不足を補える制度が存在しており、その制度を利用すれば少ない負担で農業を開始することができます。